ソーシャルレンディング 注意点

ソーシャルレンディングの注意点で最も大きなものは、ソーシャルレンディングは元本が保証されていないということです。
ソーシャルレンディングは融資事業への投資です。
融資先の企業や事業の種類はいろいろあっても、融資事業という一点がソーシャルレンディングそのものなのです。
融資事業には、返済の遅れや前倒し、貸し倒れは必ずといっても良いほど起きるものです。
ソーシャルレンディングに投資するならこのようなリスクをうまく回避する方法を講じなければなりません。

ソーシャルレンディングの融資事業を直接行うのがソーシャルレンディング事業者です。
ソーシャルレンディング事業者には融資事業者としてのコンプライアンスや融資先選定の技量が必要になります。
ソーシャルレンディング事業者を選定するのは投資者ですが、ここでもうまくリスクを回避する工夫が必要です。
リスク回避の最もポピュラーな方法が分散投資です。
ソーシャルレンディング事業者とソーシャルレンディングの案件は両方とも一点に集中させず分散投資するのがおすすめです。

その他にソーシャルレンディングの注意点として覚えておきたいのが手数料の問題です。
投資金の入金手数料、配当などの出金手数料、いずれも投資者負担です。
どちらも100円単位の経費なので軽視したくなってしまいます。
しかし、ソーシャルレンディング投資で少額投資になると配当も100円単位です。
手数料は意外に大きな経費なのです。
手数料を節約するには、インターネットバンキングを大いに利用したり、自分と同じ銀行に口座がある事業者を選ぶといった方法があります。

ソーシャルレンディングで意外な盲点になるのが税金です。
ソーシャルレンディングで得た利益は、総合課税の対象になります。
他の所得と合算して課税されるのです。
例えば、年収300万円の人がソーシャルレンディングで20万円の利益を上げれば320万円に所得税がかかります。
ところが年収1,000万円の人が20万円の利益を上げた場合には1,020万円に対して所得税がかかります。
日本の所得税制は累進課税なので年収の多い人の所得税率は高くなります。
320万円の所得税率は10%ですが、1,020万円に人の所得税率は控除額を計算しても23%になります。
日本の所得税は5%から45%まであります。
ソーシャルレンディングで得た利益は同じでもほかの所得の額で税率は大きく変わります。

所得税率には変わり目の金額が決まっています。
195万円〜330万円以下=10%、330万円〜695万円以下=20%です。
控除額も決まっています。
自分の所得が所得税率の変わり目の金額の場合には、しっかりとチェックしなければなりません。
給与所得も、ソーシャルレンディングで得た利益も1円単位まで明確に書類が出ます。
ちょっとごまかしたりできないのです。
これも忘れてはならない注意点です。