不動産投資のリスク

不動産に対する投資は、まずはその金額が大きいことに注意が必要です。
ワンルームマンション一室を保有するだけでも、1,000万円以上の話になります。
急にお金が必要になったからと言って、即転売できるようなものでもありません。
不動産投資は、大金を必要とする投資だということを理解しておく必要があります。

魅力的な収益物件を買うためにローンを組む人もいます。
ローンを組めばローン金利の高騰も大きなリスクになります。
不動産を保有するのは20年30年という期間なので、途中でインフレが起きれば金利は跳ね上がります。
あまりにも金利が高くなりすぎてローンの返済が厳しくなると売却を考えなければなりません。

不動産取引の大きなリスクは売買にも税金がかかるということです。
不動産の売買にかかる税金は、不動産を取得したときにかかる不動産取得税、不動産を売買したときにかかる不動産譲渡所得税です。
不動産取得税は、不動産を手に入れたときにかかる税金で、その時の不動産評価額に対してかかります。
不動産譲渡所得税は不動産取得時の価格と不動産販売時の価格の値段の差に対してかかる税金です。
つまり、不動産を販売することで得た所得にかかってきます。
不動産売買には、都度税金がかかるので売買をしなければ税金がかからないのかというとそんなこともありません。
不動産を保有していれば必ず固定資産税がかかってきます。

不動産投資では、これらすべての税金を上回るだけの利益が必要なのです。
また、その不動産の所在地に新たな駅ができたり道路ができたりすると土地の評価額が跳ね上がって、固定資産税も上がります。
それでも、このタイミングで売れば税金を軽く上回るレベルの利益が得られることはよくある話です。
不動産投資には、このような地域情報を常に把握しておく必要があります。

不動産投資は、不動産を転売することによって得られるキャピタルゲインと、賃料などのインカムゲインがあります。
昨今の不動産投資の難しいところは、このインカムゲインがなかなか順調に行き難いところです。
駅前などのアクセスのいいところは比較的順調かもしれませんが少しアクセスが良くなくなると、空室のリスクが増えてきます。
賃料の不払いがあれば取り立てもしなくてはなりません。

また、不動産は毎年劣化していきますから空室のリスクは年々高まると考えていいものです。
そして、不動産を保有していると絶対に起きるのが修繕の必要性です。
集客や修繕など、すべてのことを個人が行うのは非常に手間がかかるので、近年は不動産管理会社が一手にひきうける方向になっています。
不動産管理会社への支払いも大きな経費負担になります。